マイクロソフトの独自検索エンジンの波紋

Google対Yahoo!対MSN SEO塾がつづる米日の検索エンジンの争闘の歴史

Google(グーグル)とYahoo!(ヤフー)とMSNサーチ(マイクロソフト)のSEO 対策

2004-07-02

マイクロソフトの独自検索エンジンの波紋

今、新MSN Searchといった時、複数のMSNについて語られることになる。

まず、リニューアルされた米MSN。そして、MSN Search
これは、検索エンジンは相変わらずInktomiである。といっても独自のInktomiなのか、YSTのバージョンのひとつなのか、よく分からない。
また、有料リスティングは、Overtureである。

今回、Yahoo!グループの売りのひとつであった「PFI(ペイドインクルージョン)」 だけが切り離された。これはYSTでは、Site Matchと呼ばれているものである。つまり有料インデクシングサービスである。ただし、検索エンジンのデータベースにインデックスするだけのことで、順位アップするわけではない。

さてマイクロソフトがPFIを切り離した理由とは、検索結果から商業色を払拭しようとするものらしい。つまり広告以外の検索結果の中には、お金をからませずオーガニックでいくということである。
また広告であるOvertureの有料リスティングも、上と右に枠線で囲って表示するように変えている。これも、検索の商業パートを明示的に分離するものである。

これが現状のマイクロソフトの方向性で、ページの上下のブルーを除けば、まるでGoogleである。

今回、このリニューアルにともないMSN Sandboxというものを公開している。
その中に、MSN Search Technology Previewが紹介されていて、これが年内稼動予定の、マイクロソフトの独自検索エンジンである。
このプレビュー版は、リニューアル版よりももっとシンプルで、実際、もっとGoogleに近付いている。

実は、MSN Searchのベータ版といわれるものがあるのだが(http://beta.search.msn.com/)、これらの関係がいまひとつよく分からない。

ところで、このMSN Search Technology Previewは、アメリカのフォーラムでも好意的に評価されているようだ。
見た目がシンプルであるばかりではない。検索結果が、検証に値すると言われている。つまり、検索エンジンの外観も内容もGoogleを非常に意識し、さらにGoogleを超えようとする意志を感じさせるものとなっていると。
バックリンク系も、PageRankとは別のアルゴリズムを開発し、既に実装していると思われている。

この7月はGoogleのIPOでオークションが行われる予定なのだが、やはりマイクロソフトもそれを意識して独自検索エンジンの年内稼動を予告し、かつプレビュー版を公開したのだろうか?

しかし、とんだとばっちりを受けたのがYahoo!である。株価が下落しはじめている。まずは、現行MSNのInktomi、場合によってはOvertureが切り離される予測によるものだろう。
その後の検索エンジンシェアをめぐって戦闘もはじまる。いよいよ三国志戦記そのものとなってくるようだ。

2004-07-02 06:38 AM

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