デスクトップ検索の三国志

Google対Yahoo!対MSN SEO塾がつづる米日の検索エンジンの争闘の歴史

Google(グーグル)とYahoo!(ヤフー)とMSNサーチ(マイクロソフト)のSEO 対策

2005-01-12

デスクトップ検索の三国志

先行していたGoogleに続き、MicrosoftやYahoo!でも、デスクトップ検索ツールが出揃ってきたようだ。

デスクトップ検索の戦略的な意味

Google

Googleは、Web検索の領域拡張であり、Internet ExplorerやGoogle Deskbarでの結果表示がベースで、将来的には企業としてのほとんど唯一の収益源であるAdWordsを表示することが考えられる。

つまり、定評のある検索がインターネットとデスクトップでシームレスに行われ、かつ多くのユーザーに支持されてきたシンプルなインターフェイス、Web検索ではAdWords表示、デスクトップ検索ではAdSense表示といったビジネスモデル、ということになる。

Microsoft

逆にMicrosoftは、Internet Explorerだけでなく、Windowsのエクスプローラもインターフェイスになっており、慣れ親しんだファイル操作の延長線上にデスクトップ検索、そしてWeb検索がついてくる。

Microsoftの検索エンジンのアルゴリズムやインターフェイスは、Googleに酷似しており、Googleに追い付き追い越せといった企業姿勢を髣髴させる。

つまり、巨人Microsoftは、現状で素直に世界一のGoogleの実績を認め、模倣し、凌駕する戦略に立っているといえるだろう。世界一のシェアを持つOSとビジネスアプリケーションとブラウザのアドバンテージを、もちろん活かすわけだ。

Yahoo!

Yahoo!は難しい。まずデスクトップ検索は、自社開発ではなく、X1 Technologiesと提携ということであり、検索技術の非力を露呈している。

デスクトップ検索は、別のアプリケーションになっており違和感がある。つまり、デスクトップ検索ツールを使いますよ、というユーザーの決断が要求されるわけだ。

Web検索ではGoogleの風下に立ち、MicrosoftのOSやアプリケーションの蹂躙にさらされ、他社提携ツールではYSTで培った検索アルゴリズムを流用することも容易ではなく、スタート時点で負ける要因ばかりである。

極めつけは、Yahoo! JapanとYahoo! Inc.はまったく別会社であって、このデスクトップツールが日本語化されて提供されるかどうか…

またYahoo! Japanユーザーにとってのデスクトップ検索の有用性は、自分が作成したドキュメントを検索するのではなく、ネットで集めた他人の制作した画像や動画や音楽ファイルの検索だろうし、ドキュメント内部のテキストの関連性も関係なく、デスクトップ検索にもあまり関心がないのでは?

その他

そう、Ask JeevesとCopernicは、まったく「その他」であって、特に後者は英語圏で非常に好評を得ているのだが、日本市場では普及することはないだろう。

デスクトップ検索三国志の予想される戦局

基本的には、Web検索世界一のGoogleと、OS・ビジネスアプリ・ブラウザ世界一のMicrosoftの一騎打ちの様相を呈するだろう。

Googleは、インターネットからデスクトップを侵略し、AdWords・AdSenseのビジネスモデルを貫徹して、検索市場の制覇と企業収益を追求する。

Microsoftは、あらゆる方向から攻略をはじめることができる。マーケティングのアイデアや人材や資本も豊富である。
iPod=Appleと開戦したダウンロードミュージックなどの、検索対象コンテンツの行く末も射程に入ってくる。

あくまでもシンプルなGoogleがコアなユーザーからポピュラーとなっていくのか、重厚長大のMicrosoftがあらゆる戦場で陣取りしていくのか、2005年はまた熾烈な検索戦争が予想される。

参照

最新デスクトップ検索の図解付き詳細解説

Googleは、英語正式版を2005-03-08に日本語ベータ版を2005-03-15に公開。Microsoftは、英語正式版を2005-05-15に公開。Yahoo! Inc.も、英語ベータ版を2005-01-11に公開。

図解入りのGoogle・Microsoft・Yahoo!のデスクトップ検索の解説は、デスクトップ検索(Desktop Search)の検証へ。

2005-01-12 09:47 AM

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