Yahoo! JAPANがYST(ページ検索)を前面に - カテゴリ登録サイトは埋没?

ポータルと検索のシェアは日本一、Yahoo!(ヤフー)の書

Google(グーグル)とYahoo!(ヤフー)とMSNサーチ(マイクロソフト)のSEO 対策

2005-08-25

Yahoo! JAPANがYST(ページ検索)を前面に - カテゴリ登録サイトは埋没?

Yahoo! JAPANが、とうとうアルゴリズム検索を前面に出すことを決定したようだ。

アルゴリズム検索とは、YST(Yahoo! Search Technology)と称されているロボット型検索のことであり、現在は、Yahoo! SEARCH(ベータ)として公開されている。

NIKKEI NETのエントリーでは眉唾だったが、ソフトバンクを親とするYahoo! JAPANとは姉妹のITmediaから発表されたので、確実な情報といえる。

検索エンジンの二つのタイプ

中級者以上なら周知のことだが、検索エンジンには、カテゴリ型とロボット型がある。

カテゴリ型とは、現在のYahoo! JAPANに代表されるように、運営者側のカテゴリ分けに従い、人手を介して登録されたサイトが表示される。

これに対してロボット型とは、Googleに代表されるように、クローラ(スパイダー)とも呼ばれるロボットがサイトを巡回し、データベースに自動的に登録され、プログラムベースのアルゴリズムによって順位付けされたページが表示される。

Googleのシェアが世界一ということもあってか、Yahoo! JAPANを除いて、他国のYahoo!を含むほとんどの検索エンジンは、ロボット型をメインにしている。

つまり、これで日本の検索も、圧倒的なトラフィックを誇るYahoo! JAPANの転向によって、やっと世界標準に到達することができるわけだ。

ロボット型検索エンジンのビジネスモデル

何かと忙しいGoogleのツール群公開ラッシュであるが、検索エンジンがロボット型を前面に出すビジネスモデルの基本は、SERPs(検索結果画面)の上と右に現れる広告である。

AdWordsやオーバーチュアは、キーワード連動型広告と呼ばれている。

MicrosoftのMSNも、現行のOverture(Yahoo! Search Marketing)から、独自広告システムの採用を目指しているし、Yahoo! Inc.もOvertureを統合して、さらにはGoogleのAdSenseと同様のコンテンツ連動型広告サービスを開始しようとしている。

つまり、ロボット型検索エンジンとしては、アルゴリズムに基づく公平なSERPsを出す代わりに、キーワード連動型広告を表示することが世界標準の実態ということになる。

Yahoo! JAPANのビジネスモデル

YSTページ検索を前面化すると、ビジネスエクスプレスによる審査料の収益が激減するかもしれないような、リスクを背負ってまでやる意味を憶測してみよう。

キーワード連動型広告を表示する世界標準といっても、Overtureは、本家では名称さえ消滅しYahoo! Inc.の一部門となっているのだが、日本のオーバーチュアはYahoo! JAPANとは別会社であり、本家米Yahoo!に倣うわけにはいかないはずだ。

ここで気になるのが、Yahoo! SEARCH(ベータ)で何を検証していたのかということである。

一回ポッキリのビジネスエクスプレスよりも、検索ごとに発生するオーバーチュアからのマージンの方が、儲かるということかもしれない。あるいは、本家は同じであるから、Yahoo! JAPANが受け取る率の引き上げもあるかもしれない。

さらに、世界中のあらゆるものを検索対象にして、すべてを広告の紐付きにしようとするGoogleとMSNの全面戦争の中で、Yahoo!グループも資源一元化によって戦闘参加するという流れなのかもしれない。

 

これをもって、日本の検索エンジン三国志も、ロボット型検索エンジン三国志となってくる。

2005-08-25 06:23 PM

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